脱毛と飲酒

社会人にもなれば休日にお酒の誘いを受けるのはよくあること。

しかし現在、脱毛中の方は「明日施術の日だけど大丈夫かな?」と悩むことも少なくないといいます。

確かに一般的には脱毛前後の飲酒は好ましくないといわれていますが、どこまでの範囲であれば大丈夫なのかという点が気になりますよね?

今回はそんな疑問をお持ちの方向けに、脱毛前後の飲酒についてさまざまな角度から迫ってみましょう。

1. 脱毛前後の飲酒は控えるのが基本

脱毛前後のお酒に関してですが、基本的には控えることが推奨されています。

これは各大手脱毛サロンや医療機関でも脱毛前後の注意点としているため、やはり脱毛とお酒の相性は良くないといえるでしょう。

ちなみに各サロンやクリニックの飲酒に関する呼びかけは以下のようになっています。

サロン名・クリニック名 飲酒に関する注意点
ミュゼプラチナム 脱毛施術前後12時間以内の飲酒は控えること
TBC 脱毛コース後24時間の飲酒は控えること
リゼクリニック 脱毛前後1日の飲酒は控えること
聖心美容クリニック 施術後の飲酒は控えること

脱毛を行える店舗や医療機関での飲酒に関する注意事項は以上です。

もちろんこれ以外の脱毛サロンやクリニックでも脱毛前後の飲酒は控えるようにとの呼びかけはしています。

そのため脱毛前後の飲酒が推奨できないのは事実ですが、注目ポイントは各サロン、医療機関でお酒を控えたほうがいい日や時間がバラバラであるという点です。

例えば大手脱毛サロンのミュゼプラチナムでは脱毛前と後の12時間はお酒を飲まないようにと説明しています。

しかし同じく大手サロンであるTBCは脱毛前に関しては一切触れておらず、脱毛後の24時間の飲酒は控えるようにと呼びかけています。

また医療機関の美容皮膚科のリゼクリニックは脱毛前後1日以内の禁酒をお願いしているのが確認できます。

これらのことから脱毛前後の飲酒に関しては「〇日、〇時間という正確な数字は決まっていない」と見ることもできますね。

そのため飲酒に関しては「必ずしもNGではないけど、少なくとも脱毛前後1日は我慢してもらいたい」というのがサロンや医療機関の本音ではないでしょうか。

この点は施術を受けることが非常に難しい生理中のVIO脱毛などと比較すると基準は優しく設定されているといえます。

ただし詳細は後述しますが飲酒も脱毛を行う上では肌トラブルが起きる可能性があるため、特にお酒好きの方は注意しておきたい行為となります。

 

2. 脱毛前後の飲酒がおすすめできない理由って何?

必ずしもNGではない脱毛前後の飲酒ですが、決して好ましい行動の一つではないことは確かです。

ではなぜ脱毛前後の飲酒がおすすめできないのでしょうか?

ここでは脱毛前後のお酒が推奨できない理由をまとめましたのでご覧ください。

2-1. 血行を促進

少量のお酒は健康にも良いと聞いたことがある方も多いと思います。

このお酒ですが確かに適度な量であれば体に良い効果をもたらしてくれます。
そのうちの一つが血行促進です。
血流の流れを良くして体を温めてくれる作用があるということですね。

この血行促進ですが健康のためなら好影響をもたらしますが、脱毛の分野ではあまり歓迎されていません。

その主な理由としては脱毛機の刺激に敏感に反応してしまうためです。

血行が促進された状態になると肌は多少の熱を持つようになりますが、この状態で脱毛機から発せられる熱が肌内部に伝わると想像以上に大きな負担がかかることになります。

その結果として赤み、痒みなどの症状が現れやすくなってしまうこともあるでしょう。

また医療機関のレーザー脱毛は照射パワーが脱毛サロンよりも高く、より肌のトラブルが起きる可能性が高い施術方法です。

そのため特に病院やクリニックで脱毛を行う方は施術前後の飲酒は控えたほうがいいでしょう。

もちろん光脱毛などが代表的な脱毛サロンの施術においても、飲酒によって血行が促進された状態であれば肌に異常が見られることもあります。

2-2. 体内の水分量の減少

お酒に含まれるアルコールには利尿作用があります。

この利尿作用の影響で体内の水分が尿として全て流れてしまいます。

つまりお酒で水分を摂っているつもりでも、実際には体内の水分量は失われているということですね。

体内の水分量が落ちることで起きる弊害は、肌を乾燥させてしまうことです。

肌が乾燥した状態は外部からの刺激にも非常に敏感になっており、軽い刺激でも痛みを感じることがあります。

このような肌環境で高い熱が発生する脱毛を受ければ、大きな負担がかかり肌トラブルを引き起こす可能性も高くなります。

また肌の乾燥が進んだ状態で脱毛を受けると、場合によっては火傷を起こすこともあるでしょう。

ちなみに脱毛サロンでは安全性を確保するために、施術前に肌内部の水分量チェックを行っています。
このチェックで脱毛が難しいとされたら、その日は施術を受けることができません。

飲酒は予定通りの脱毛ができない可能性もあるため、早く全施術を終わらせたい方は特に意識しておきたいポイントの一つです。

 

3. 間違えて飲酒をしてしまった場合はどうすればいいの?

飲酒が脱毛に良い影響を与えないのは理解できても、人間ですから間違えて飲んでしまうこともありますよね。

このようなミスを起こした時にはどうすればいいのでしょうか?

ここでは脱毛前と後に分けて、誤ってお酒を飲んでしまった時の対処法を解説します。

3-1. 脱毛前

脱毛前に飲酒をしてしまった場合はまず正直にサロン、医療機関のスタッフに伝えるようにしましょう。

これはお酒の量が少なくても、多くても同じことです。

特にお酒にあまり強くない方の場合は少量でも急激に体が熱くなる傾向にあります。

このような状態で脱毛を受けても後々の肌トラブルが起きる可能性が高くなります。
そのためまずは専門のスタッフに相談して脱毛が可能かどうかの判断をしてもらいましょう。

お酒による影響が強く残っている状態であれば延期やキャンセルも検討する必要があります。

また脱毛前に大量のお酒を飲むと気分が悪くなり、場合によっては施術中に吐いてしまうことも考えられます。

飲酒はこのようなマナーの面においても迷惑がかかることが予想されるため、周囲のことも考えて無理をしないという選択をするのがベストともいえるでしょう。

3-2. 脱毛後

脱毛後にお酒を飲むと現れやすい症状が肌の赤み、痒みです。

この飲酒によってできた赤みや痒みですが、実際に経験された方の話を聞くと通常よりもとにかく目立つといいます。

特に顔脱毛を受けた後に飲酒をしてしまうと口の周りにポツポツとした赤みができるなど、通常では考えられない症状が現れやすいとの声も多いです。

また痒みに関してですが、このような症状が見られた場合は掻くのは我慢しましょう。

脱毛後すぐの肌というのは非常に敏感な状態になっているため、掻くだけでも相当な負担が肌にかかることになります。

また掻くことで肌に傷をつける可能性もあり、その箇所から雑菌が侵入すれば炎症を起こすこともあります。
脱毛後に誤って飲酒をしてしまったケースにおいては濡れタオルや保冷剤を使ってよく冷やすようにしましょう。

赤みや痒みというのは肌が炎症を起こしている状態ですから、とにかく冷やすということが症状緩和につながります。
仮にこのような対策を施しても一向に症状が改善されない場合は、皮膚科などで診察を受けることをおすすめします。

 

4. 自宅で気軽に使用できる家庭用脱毛器なら飲酒をしても大丈夫?

ケノンなどに代表される家庭用脱毛器は、脱毛サロンや医療機関で取り扱っている機器よりも出力が低めに設定されています。

そのため「自宅で手軽に脱毛ができる家庭用脱毛器なら大丈夫でしょ」という方もいます。

しかし家庭用脱毛器を使用する時もできるだけ飲酒は控えたほうがいいでしょう。

理由としてはいくらパワーが弱めに設定されているとはいえ、肌に負担をかける行為であることに変わりはないためです。

特にもともと肌質が弱い方はちょっとした刺激でも、肌に異常が見られやすいため安心、安全な脱毛をするのであれば家庭用脱毛器であってもお酒は控えておきたいところです。

家庭用脱毛器には飲酒に関する注意事項が記載されておらず、多くの人が勘違いしがちですがれっきとした脱毛行為に該当します。自宅での自己処理を行う時もこの点は意識しておきましょう。

 

5. 飲酒で起きた肌トラブルは自己責任

近年は脱毛サロンでも施術後の肌トラブルに備えて医療機関と提携している店舗が増えています。

つまりひと昔前のように自分で診察してもらえる病院やクリニックを探す必要はないということですね。

そのため多くの人が「お酒で肌トラブルが現れたら、店舗に病院を紹介してもらえばいいや」と考えがちですが、この点も注意が必要です。

実は脱毛で起きた肌トラブルで提携の医療機関のサポートを受けられるのは、規約を守った場合のみというサロンが多いです。

つまり脱毛前後に飲酒を控えるようにと注意を受けていたにも関わらず、お酒を飲んでしまった場合は医療機関の紹介ができない可能性があるということです。

提携医療機関のサポートが受けられなければ、自分で診察や治療を行ってくれる病院やクリニックを探さなければならず手間がかかります。

飲酒はこのように貴重な時間を無駄にしてしまうこともあります。

ちなみに脱毛サロンやエステサロンによっては飲酒で起きた肌トラブルであっても、正直に相談することで柔軟に対応してくれることがあります。

そのため飲酒で起きた肌トラブルのサポートが気になる方は、カウンセリング時に聞いておくようにしましょう。

 

6. まとめ

今回は脱毛前後の飲酒についてさまざまな角度から解説してみました。

脱毛前後にお酒を飲むのは決してNGではありませんが、肌のことを考慮すれば控えるのがベストです。

また飲酒によって肌の状態が悪くなると、本来の脱毛効果が得られない可能性があります。

脱毛でしっかりとした効果を得るにはサロンや医療機関に任せっぱなしにするのではなく、自分でも健康な肌の状態を保つなどの努力が必要です。

現在、脱毛中の方もこれから脱毛を検討している方もぜひ参考にしてみてくださいね。